皆さん、こんにちは。
今年は5月中旬に梅雨入りし、じめじめした季節が早くもやってきましたね。
運動・栄養・休養のバランスを取り
規則正しい生活を心がけて、長い梅雨を乗り越えましょう。
さて今回は、『ダイエットするなら筋トレ? 有酸素運動?』
についてのお話です。
早速ですが、ダイエットするために取り組むべき運動は
1.筋トレ
2.有酸素運動
どちらだと思いますか?
実は、どちらもダイエットには効果があります。
皆さんの中には、『筋トレをやると体重が増える』
『有酸素運動は筋肉が分解されるから効率が悪い』
なんてことを聞いたことがあるかもしれません。
もちろん、体重増加や筋肉の分解はゼロではありません。
しかし、それ以上のメリットが筋トレ、有酸素運動にはあるのです。
それぞれのメリットについて話をしていきましょう。
筋トレのメリット
以前、基礎代謝エネルギー量に関するお話をしました。
おさらいすると基礎代謝とは、
『何もしなくても生きているだけで消費されるエネルギー』のことです。
全体の消費エネルギー量の約70%を占めると言われており
骨格筋量が多いと、基礎代謝は高くなります。
すなわち、筋トレをして骨格筋量が増えると
『基礎代謝エネルギー量も増加する』、というメリットがあるんですね。
また、普段トレーニングの時間が15~30分程度しか
作れない方の場合には、筋トレをオススメしています。
1日に15~30分の筋トレであっても、骨格筋を発達させるには充分です。上半身、下半身といったように部位で分けてトレーニングすると良いでしょう。
自宅でできるトレーニングについて、来月くわしく説明しますね。
お楽しみに。
有酸素運動のメリット
有酸素運動は、消費されるエネルギーに対する脂肪の利用効率が高いことが知られています。
要するに、脂肪を多く燃焼してくれるのです。
「脂肪を燃焼させるには、30分以上の運動が必要」
という情報が、一時期流れていたそうですが
実は、そうではありません。
30分以内の有酸素運動でも、脂肪は燃焼されるのです。
ですが、脂肪の燃焼は『運動開始から20~30分後に最大効果が期待される』ので、60分のトレーニング時間が確保できる方は、有酸素運動を取り入れてみては、いかがでしょうか。
また、運動の強度によっても脂肪の燃焼効果が変わります。
息が切れるほどの運動強度では、脂肪の燃焼が低くなるため、「少し息が上がる」くらいの運動強度でランニングやエアロバイクを行うようにしましょう。
もちろん、『今日は筋トレ、明日は有酸素運動』というように
日によって違うトレーニングをするのも良いと思います。
一番重要なのは『継続』すること。
自分のライフスタイルに合ったトレーニングを実践して
理想的な体型を手にいれましょう。
ウーシア鍼灸院 ゲストライター 北川千加良
【経歴】
2012年 - 管理栄養士免許取得。
2020年 - 愛知学院大学大学院 心身科学研究科 健康科学専攻 修士課程 修了。
現在は名古屋市内の病院で勤務。
【趣味】
筋トレ。週5日、1時間のトレーニングを5年間継続中です。