皆さんこんにちは。
寒さが身に染みる季節となり、からだを温めてくれる鍋や煮込み料理を作ることが多くなりました。わたしは塩ちゃんこ鍋をよく作ります。肉や魚はタンパク質、野菜やきのこには食物繊維、ビタミン類が含まれそれを一度に摂取できる素晴らしい料理です。煮込み料理は野菜のかさが減るため、たくさん食べられることも良いですね。そこで、本日は糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルに次ぐ『第六の栄養素』と呼ばれている「食物繊維」についてお話します。
『食物繊維のはたらきは?』
食物繊維というと、便秘の予防効果がまず思い浮かぶのではないでしょうか?食物繊維は大腸内にある腸内細菌のエサとなるため、ビフィズス菌や乳酸菌が増えることで腸内環境を健全な状態にしてくれます。
でも実はそれ以外にも、食後の血糖値上昇の抑制、血中コレステロール値を低下といった効果もあるんですよ。
『日本人は食物繊維不足』
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、食物繊維の1日あたりの目標量は成人男性で21g以上、女性は18g以上となっています。また、欧米では生活習慣病予防を目的として24g以上の摂取が推奨されていますが、実際に日本人が摂取している食物繊維は15g前後と、不足しています。
『1日に5g食物繊維を増やそう』
食物繊維は植物性食品に多く含まれています。野菜、きのこ類、果物、大豆製品や海藻類は、普段から摂取していますか?ご自身の食事を振り返ってみて、これらの食品が足りてないなと思う方は植物性食品を毎食摂取するよう意識してみましょう。
私の個人的なおすすめは、米の中に「大麦」を加えてごはんを炊くことです。炊飯スイッチを入れる前に大麦を加えるだけなので、手間もほとんどかからず食物繊維がプラスできます。是非試してみてください。
ウーシアサロン ゲストライター 北川千加良
【経歴】
2012年 - 管理栄養士免許取得。
2020年 - 愛知学院大学大学院 心身科学研究科 健康科学専攻 修士課程 修了。
【趣味】
筋トレ。週5日、1時間のトレーニングを5年間継続中。